MMD永遠の初心者のエフェクトメモ~シェーダー編~
ゴーストトリックがAndroidに帰ってきてほしい。しおだまりです。
以前、ぷらいべったーでMMD永遠の初心者のエフェクトメモなるものを書いたことがあったのですが、せっかくなのではてなブログでも書いてみようかな、と。
元のぷらいべったー記事にも書いてありますが、「昔の自分が欲しかったエフェクト情報をまとめた、全部独断と個人の意見。」ですので、そこばかりはご容赦を。あとMMD・MMEの導入については自分が説明するより早い記事が調べれば出てくると思うのでそちらをどうぞ。
前編はこちら↓
本題の前にいろいろ
スペックとかそのあたり
前編を参照のこと。
サンプル画像について
(※以降、敬称略です)
リアル系モデルのサンプルとしてあけい式承太郎、トゥーン系(非リアル)系モデルのサンプルとしてハネダ式シセル(改変)、背景として切な顔Pのstage21をお借りしました。
注釈ないかぎり、画像の視野角は視野角20、照明はデフォルト設定。
配布先へのリンクは記事執筆時点のものです。
本題~シェーダー~
「MMEタブからモデル・アクセサリごとに設定して使う」エフェクト。
基本的にシェーダーを設定したモデル・アクセサリのみに機能するもの。「サブセット展開(後述)」でモデル・アクセサリの一部にだけかけることもできる(これは実はポストエフェクトも同じだったりする)。
一部、コントローラーやなんやかんやで調整できるものもあるものの、基本的に調整はfx.ファイルの中身をいじって行う。
サブセット展開が基本不必要
○T_ASBShader
(左から「T_ASBShader_01_S1」「S3」「S5」)
作者:下っ腹P
配布先:http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3427986
入れるだけ度:★★★
軽さ:★★☆
ASBの再現シェーダー。しかしものすごく汎用性が高い。
影が濃い目に出るのが特徴。影の濃さ・範囲が5段階用意されているので、テクスチャの雰囲気が違うモデル同士を共演させるとき、モデル同士の違和感を減らすのにも便利。
また、「NEUTRAL」「MOON」「SUN」「SUNSET」「WONDER」の5種類の状況違いも入っているのでさらに便利。初めてのシェーダーにおすすめ。
○強弱線Toon
(「強弱線Toon」適用。照明:x=+1.0, y=-1.0, z=+0.0)
作者:めめ
配布先:http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3965357
入れるだけ度:★★★
軽さ:★★★
モデルに強弱線を描写+トゥーン風にするシェーダー。
M4layerというシェーダー同士を重ねられるツール用に、線のみのエフェクトも同梱されている。便利。イラストっぽいのが好きなので個人的によく使う。
○PaletteShader
(blackshadowのみ照明:x=+1.0, y=-1.0, z=+0.0)
作者:めめ
配布先:http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3967035
入れるだけ度:★★☆
軽さ:★★☆
雰囲気がガラッと変わるシェーダー22種(!)の詰め合わせ。
ゴーストトリックやペルソナ5のようなイラスト的な真っ黒い影を出すことが出来る「blackshadow」、忍殺シヨンめいた縁の縁取りを出す「colorrim」、ピンク系で柔らかい印象になる「apricot」、青っぽい色合いにしてくれる「contrastyellow」が個人的なお気に入り。
モデルの材質やテクスチャの色によって発色の感じが変わってくるので色々試すと楽しい。
○Figure
(「反射_弱」を適用)
作者:ビームマンP
配布先:http://www.nicovideo.jp/watch/sm18524733
入れるだけ度:★★☆(完成度上げるなら★☆☆)
軽さ:★★☆~★☆☆
フィギュアみたいになるエフェクト。アップにすると塗装の跡とかも見える。
モデルにポーズを取らせる練習のときにこのエフェクト使って好きなキャラのフィギュアだ~とかやってた。とても楽しいしテンションが上がった。
ただしよりそれっぽくしようと思うと他のエフェクトととの併用や調整が必要なことには留意。
(パラメータ調整まで手を出さなくても他のエフェクトと組み合わせるくらいでかなりそれっぽさは上がるます)
(参考ページ:http://ch.nicovideo.jp/doramata/blomaga/ar130548)
おまけ~サブセット展開~
~サブセット展開とは~
MMEタブが出ている状態でモデル名を右クリックすると、
こんな感じのメニューが出てくるので「サブセット展開」を選択。
するとこんな感じでモデルの材質≒パーツのリストが出てくる。
モデルやアクセサリによって数は変わってくる(これはstage21をサブセット展開した時)が、サブセット展開してこの材質名をダブルクリックすると、材質一つ一つにかけるエフェクトを変えることができるようになるのだ!
(なお、サブセット展開でエフェクトを登録した後にサブセット展開をやめてしまう(モデル名を右クリック→「サブセット展開」をもう一度クリック)と、材質それぞれにかけたエフェクトが全てリセットされてしまうので要注意。サブセット展開したら展開しっぱなしで!)
~例:T_Toonshader~
(「T_Toonshader_S1」を使用、照明:照明:x=+1.0, y=-1.0, z=+0.0)
左はエフェクトなし、右は全ての材質=パーツに同じエフェクト(T_Toonshader_S1)がかかっている状態。
T_Toonshaderにはパーツごとにバリエーションが用意されているので、これに合わせて…つまり「EyeOnは目の材質に」「FaceONは顔の材質に」「指定のない服はそのままS1で」といった感じで材質ごとにかけるエフェクトを変えていくと…
顔の影のつき方が変わったのがお分かりいただけただろうか…!
こんな感じで、エフェクトには「サブセット展開して材質を選んでつかう」ものがかなりある。Readmeに「サブセット展開して云々」と書いてあったらこんな感じですれば何とかなる…はず。
T_Toonshaderはトゥーン=アニメ風にしてくれるエフェクトではかなり使いやすいうえ、サブセット展開でエフェクトを使う練習にもなるのでとてもオススメ。
作者:下っ腹P
配布先:http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3554380
入れるだけ度:★☆☆
軽さ:★★☆
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と、2回に分けてエフェクト紹介をしてみました。思ったより長くなって自分でもビックリです。
自分がMMDを始めた頃、「MMEってどのエフェクトをDLすればいいんだ」「この動画(静画)みたいな効果ってどうやって出すんだ」「これはどう組み合わせればいいねん」と、とにかく「何をどう使えばいいのか」という情報が少なくて、結構大変な思いをしていたキオクがあるので、そんな人たちに届くといいな~と(個人的に)使いやすいエフェクトを紹介してみました。少しでも参考になれば幸いです。
本当はもっと紹介したいエフェクトもあったのですが、今回は操作の手軽さを優先にしたので泣く泣く割愛した次第。そっちもいつか紹介記事をかけたらいいなーとぼんやり思っています。
MMEの世界は本当に深く広く楽しいので、慣れてきたら「MMEデータ配布あり」で検索して、自分好みのエフェクトをガンガン探していいと思います。
自身のマシンスペックと相談しつつ、楽しいMMD&MMEライフを!
最後になりましたが、
使わせていただいたモデル・エフェクト作者のみなさん、いつもありがとうございます!