ササヤカな幸せを噛み締める~ゴストリiOS版アプデによせて~
先日、iOS版ゴーストトリック(以下、iOS版)がアップデートされた。
とてもよろこばしいことだ。
とても、とてもよろこばしいことだ。
たかがアップデートじゃないか。新しいなにかが増えたわけではないじゃないか。多くの人はそう考えるとおもう。
でも自分にとって、今回のアップデートは大きな意味がある。少なくとも自分一人にはある。
そもそも、コンテンツ自体がもう動いていないゴーストトリックにとって、iOS版のアップデートは、非常に大切な『生存確認』だ。(これはフォロワーさんの台詞でもある)
iOS11の正式リリースが2017年9月なので、およそ5ヶ月ほど、ゴーストトリックiOS版は「公式では最新OSにサポートされてない」状態になっていた。
この間、どれだけ不安だったことか。
現在、ゴーストトリックはiOS版しか公式からのソフト供給、かつ安定したソフト入手手段がない。中古ソフトも高騰してきている。(どっかのアオい弁護士にこの現状をつきつけたい現状だ)そんな状況でのiOSの更新、そして公式サポートのない期間。
…もしかしたらiOS版がプレイできなくなるかもしれない…
…今度はアプリが更新されないかもしれない…
…そうしたら、ゴーストトリックをやってもらえる機会がもっと減ってしまって…
そんな不安から公式に問い合わせても、その時点で帰ってくるのは「対応の予定はありません」のヒトコト。
その横で逆転裁判は新しいOSに対応し、あたらしい移植作がリリースされる。
そんな経緯と心境があるからこそ、アップデートしてもらえることが、とてつもなくうれしいのだ。
そして個人的には、アップデートには「ゴーストトリックのために動いた人がいる」という事実も、またとてつもなくよろこばしい。
アップデート作業には絶対に予算と人員が必要になわけで、アップデートのためにカプコンの中では何人もの人がスケジュールを決め、書類を書き、作業をし、確認し、そしてリリース…という『過程』がアップデートの裏には必ずある。
ゴーストトリックのために、あの会社のなかで「なにか」が動いていること自体が、ファンとして純粋にうれしいわけだ。
もちろん、大げさな自覚もある。喜んでも、所詮数ヵ月おくれの最新OS対応である。
けれど、日々たくさんのコンテンツが生まれ、動き、止まってしまうこの世界で、自分の好きなコンテンツがほんの少しでも動いている、ある意味「あたりまえ」なことへの感謝の気持ち。そして、あたりまえをあたりまえとして実現してくれる人への感謝の気持ちは、こういうときくらい表明してもバチは当たらないと思うのだ。
――伝えられないまま止まってしまったコンテンツも愛している身としては、なおさらに。
ゴーストトリックiOS11対応、本当にありがとうございます。
Android版も、ずっと待ってます。