塩分過多

ツイッターよりもう少しちゃんと書き留めておきたいこと(当社比)をまとめるゆるいブログ。

※執筆中※MTGAで(たぶん)ながーく一緒に遊べるデッキ紹介【初心者支援記事】

※※執筆途中です ご意見貰いたくて一時的に開けています※※

 

しおだまりです。

普段はYoutubeニコニコ動画でMTGA(マジック・ザ・ギャザリング:アリーナ)などで遊んでいます。

 

今回は、「最近MTGAを始めて、配布デッキの次に作るデッキを探している人」「なるべくローコスト(無課金・微課金)でMTGAを遊びつくしたい人」向けの記事ということで、

「次回ローテーション以降も(たぶん)ながーく一緒に遊べるデッキ・カード紹介」をしたいと思います。

 

ローテーション?とハテナを浮かべた人もいることかと思います。

「ローテーション」とは、MTG独特の制度で、『発売してから一定期間経ったカードが、最もメジャーなルール(スタンダード)で使えなくなる』というものです。

そしてなんと、次のローテーションは約3か月後。(9月上旬~中旬)

つまり、頑張ってパックを開けたりワイルドカード(WC)を使って作ったデッキが、たった3か月で使えなくなってしまう可能性が高い時期なのです。
それって、めちゃめちゃ悲しいことですよね。

 

ですので、悲しみの涙を流しMTGAをアンインストールする人を減らすべく、へっぽこぼんやりプレイヤーではありますが、こうして筆を執ってみた次第です。
あまりデッキの強弱(メタゲーム)には詳しくないので、強いデッキ・すぐ勝てるデッキについては、他の先人の方々にお任せしたいと思います。あくまで、「長く一緒に遊べるデッキ」の紹介に特化した記事ですので、あらかじめご了承ください。

 

次のローテーションでどんなカードが消えるのか

次のローテーション(以下「次ローテ」)の対象となるパックは、

「エルドレインの王権」「テーロス還魂記」
「イコリア:巨獣の棲処」「基本セット2021」
の4つ。
(ローテーションは4つごとのパックが消えていきます)

各パックの特徴をざっくり挙げると、

  • エルドレインの王権:「出来事」、全体的に高カードパワー
  • テーロス還魂記:「星座」「信心」、強力なエンチャント
  • イコリア:「変容」、高パワー・独自能力クリーチャー
  • 基本セット2021:カードドロー/墓地シナジー

といった感じです。用語の解説は検索すれば出てくるので割愛します。
すでにハテナついてる解説があるが大丈夫かこの筆者

この中で特に影響が大きいのがエルドレインの王権・イコリアのカードが消えること。

エルドレインの王権にある「出来事クリーチャー」は、現環境でトップの使用率を誇るデッキの多くに採用されており、彼らが消えることで、非常に多くのデッキの使い勝手が変わる、あるいはデッキそのものが消えることが予想されます。

たとえば、大会での実績も豊富な「ナヤ・アドベンチャー

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Naya Adventures Deck for Magic: the Gathering(2021/06/28閲覧)
アドベンチャー=「出来事」の名前が示す通り、土地以外のメイン37枚のうち実に16枚が出来事に関連するエルドレインの王権のクリーチャーとなっており、次スタンでは全く成立しないデッキになっています。

また、最近無限コンボが発見され話題となっている「ジェスカイ・テンポ」f:id:halite-kismet:20210628113444p:plain

Jeskai Tempo Deck for Magic: the Gathering(2021/06/28閲覧)

最近になって登場したデッキではありますが、こちらのデッキも根幹は「変容」システムであるため、イコリア出身のカードが必須次スタンでは全く成立しないデッキになっています。

「出来事」「変容」カード以外にも、エルドレインの王権イコリアには、赤単アグロのキーパーツ「熱烈な勇者」「義賊」、強力なアーティファクト「エンバレスの宝剣」「グレートヘンジ」、緑単ビートの主力アタッカー「探索する獣」、スペル(非クリーチャー)呪文主体デッキの強力なサポーター・フィニッシャー「サメ台風」、クリーチャー主体デッキでほぼ確殺奥義を持つ「銅纏いののけ者、ルーカ」といった非常に強力なカードが揃っています。

また、テーロス還魂記基本セット2021のカードについても、現状のトップ使用率デッキのスゥルタイ・コントロールの安定性の鍵を握る海の神のお告げ」「狼柳の安息所」「キオーラ、海神を打ち倒す」、様々な多色デッキで安定した土地色確保に貢献する「寓話の小道」、緑入りデッキなら大体入っている「長老ガーガロス」、といった採用率が高いカードが多数含まれており、こちらの影響も決して無視できるものではありません。

つまり、「(たぶん)ながーく一緒に遊べるデッキ」というのは、これらの次スタン落ちカードにデッキの強みの根幹を握られていないデッキ、ということになります。

 

~ここから本題~

①白単

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Mono-White Aggro Deck for Magic: the Gathering 2021/06/28閲覧

オススメ高レアカード:
光輝王の野心家/傑士の神、レーディン/不詳の安息地/精鋭呪文縛り

 

カードカラーを白に統一し、マナコストの軽いクリーチャーで早期決着を狙うアグロ・デッキ。

ながーく一緒に遊べそうなデッキとして真っ先に挙げた理由が、「キーカードの多くが次スタンで消えない」「配布デッキに入っているカードとのシナジーがある」ためです。

たとえば4枚入っているキーカードの1つ、「光輝王の野心家」

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次スタンで消えないパック「ゼンディカーの夜明け」に収録されているカードであり、「戦場にいる限り+1/+1カウンターを撒き続ける」というシンプルかつ強力な性能です。

+1/+1カウンターといえば、配布白デッキに入っている「神聖なる僧侶」
「神聖なる僧侶」といえば、ライフゲイン。配布白黒デッキのテーマですね。
ライフゲインといえば、「耽溺する貴族階級」「薄暮薔薇の棘、ヴィト 」

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これらと「光輝王の野心家」を一緒に並べると、高速で「神聖なる僧侶」を強化、「耽溺する貴族階級」にカウンターを乗せて攻撃するたびに3点回復⇒相手のライフ3点削りのコンボ、「ヴィト」に1、2個カウンターを乗せて「無情な行動」や3点ダメージ呪文で破壊されないように補強…と、非常にデッキの安定性と戦略の幅が広がります。

しかも、クリーチャーでの速攻に特化した白単アグロと異なり、他に攻防の手段がある白/白黒ライフゲインでは、必ずしも「光輝王の野心家」は4枚必要ではありません。2枚程度でも十分活躍してくれます。

他のキーカードも見ていくと、カルドハイム収録の「傑士の神、レーディン」は特定のデッキ(氷雪デッキ、コントロール系デッキ)の行動を遅延させる能力を持っており、「不詳の安息地」は余った氷雪土地(マナ)を使って一時的に4/3クリーチャーを呼び出せる、氷雪デッキなら色を選ばない特殊な土地。
ストリクスヘイヴン収録の新顔「精鋭呪文縛り」も、これまで黒カードの特権だった「相手の手札を見て1枚使えなくする」が白でもできるようになった革命児。

どれも汎用性が高く、白単以外のデッキにも採用の余地があるカードばかりです。
また、これらのカードも「光輝王の野心家」同様、大量に作らなくても活躍してくれるカードです。精鋭呪文縛りは4枚入れが最強説はありますが。

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 白単アグロを一気に完成させようとすると、実に20枚以上のレアWCが必要となりますが、次スタンで残るパック(ゼンディカー~ストリクスヘイヴン)収録されているカードや、上述のような少ない枚数でも活躍してくれるカードが多いため、「パックを剥いて配布白単・白黒デッキを強化しながら、少しずつ環境デッキの完成を目指す」という方針でしたら、白単のキーカードから手を付けていくのはオススメです。

一方で、白黒デッキ以外への拡張性=カードの汎用性は現時点では高いとはいえないので、あまり配布の白単・白黒デッキがしっくりこなかった、使っていて楽しくなかったという人は、別の色のカードにWCを割いた方がいいかもしれません。

ただし青が好きなら白青魔技という手もなくはないです